2018.06.11
英語という教科に関していえば、どれだけ多くの単語を知っているかという「単語力」が成績を左右します。そして、その英単語をおぼえるには「近道」があります。
「近道」というと、楽に行けるように感じる人もいるでしょうから、正確な言い方ではないかもしれません。しかし、人によっては楽ではないと最初は感じるかもしれませんが、これが最短ルートであることは間違いありません。
どれくらい英単語が苦手なのか、調べてみよう
中学3年になってから、あわてて塾に通い始める生徒の中には、英語が苦手だという生徒がいます。その生徒の大半が英単語を覚えるのが苦手です。
自分も英語が苦手かも…と思う人は、以下の質問に答えて、自分の単語力不足がどれだけ深刻なのか、確かめてみてください。
① 「土曜日」を英語で何というか、カタカナで書いてください。
② 「土曜日」を英語で書いてください。
同じように、「図書館」「3番目」について答えてみてください。
深刻度1から3
答えは、「土曜日」=「サタデイ」「Saturday」、「図書館」=「ライブラリ」「library」、「3番目」=「サード」「third」です。どこまでできたでしょうか。
英語が苦手、という生徒でも①はクリアできることが大半です。万一、①がクリアできない場合、つまり「土曜日」=「サタデイ」と言えない場合は、深刻度3で大変危険な状態です。一日も早く正しい学習を始める必要があります。試験のためには「言える」段階を経て「書ける」段階に到達しなければならないので、時間がかかります。特に中学3年生の場合、入試までのスケジュールを考えると、時間との勝負になります。
①は言えたけれど、②で書くことができなかった人。どのあたりを間違えたかによって深刻度は異なります。「Saturday」の「ur」「ay」、「third」の「th」「ir」を間違えた場合、深刻度1で最も軽いと思われます。ローマ字書きの段階で止まっていて、「英語のつづり」のルールが身についていません。
それ以外の間違いは深刻度2です。ローマ字も危ういところがあるはずです。
深刻度1、2の人が単語力をつけ、英語の得点をアップするための「英単語のおぼえかた」は次回くわしく説明します。もちろん、深刻度3の人も、この方法を実践すれば単語が読めるようになって、単語が読めるようになれば覚えるのも格段に楽になりますよ。